カリフォルニア州公認PA(パブリック・アジャスター)Jae Park(ジェイ・パク)の1番目の事例報告

 

カリフォルニア州公認PA(パブリック・アジャスター)Jae Park(ジェイ・パク)の1番目の事例報告

保険約款の種類 家主

都市 カリフォルニア、タスティン

損害内容 保険加入者が水を流しっぱなしにして他のことをする間、キッチンのシンクから水が溢れて一戸建て住宅に水害が発生

保険金請求の調整結果

-初回に保険会社が提示した保険金は免責金額と減価償却費の控除後、 $16,000 でした。

-潜在的な追加保険金は $34,000でした。

-家主は保険会社から追加保険金を請求しませんでした。

 

 

2012年2月、ロサンゼルス郡タスティン・ヴァレーにある高級住宅(推定価格100万ドル以上)で浸水が起きた。同住宅の所有者である50代の男性は、台所のアイランド型流し台で水を流しっぱなしにしているのを忘れて、車庫の前のドライブウェイで1時間かけて車を洗っていた。彼が水のことを思い出して台所に駆け込んだ時には、水は既に流し台からあふれ出ていた。その結果、台所のタイル張りの床、キャビネットおよび壁が水浸しになってしまった。

住宅所有者は、布を使って慌てて床の水を拭き取り、その後で住宅保険加入を斡旋してくれた保険ブローカーに連絡を取った。彼は、問題解決に必要な専門知識を保険ブローカーが持っているだろうと考えていた。

同保険ブローカーは彼に対し、保険会社に保険金を請求すれば保険金が円滑に支払われるだろうと助言した模様である。ブローカーは、保険会社の一連の手続きに従うだけで良いと所有者に述べた。本件について、保険会社の補償部門の社員が現地を訪れ、損害の状況を目視で確認した。浸水の発生から4日後、保険会社は住宅所有者に対し1万6,000ドルの補償金を支払った。同補償金は、乾燥と修理のためのものであった。

しかしながら、補償金を受け取った住宅所有者は、浸水および本PAへの最後の連絡から1ヵ月が過ぎた後でも、何ら修理工事を始めなかった。彼は、その家を売る用意ができた時に単に修理工事を行えば問題はなかろうと考えていた。この時点までについては、問題は同住宅所有者が保険ブローカーの助言に従って浸水の状況を処理した方法である。

それはさておき、同住宅所有者は浸水から間もない時に、知人の紹介を介して本PAに連絡する機会を得た。PAは直ちに現場を訪れ、次のような問題を指摘した。

1) 浸水被害の調査は、目視で壁を見て確認すべきではない。厳密な被害状況を見極めるためには、浸水した壁に裂け目を開けて検査すべきである。

2) 湿った場所は直ちに開け放って乾かすべきである。そうしないと、次のような問題が生じる。

  • 何もせずに放っておくと、湿った木材部分のあちこちまで劣化が広がる。
  • 気温や湿度の程度にもよるが、かびが急速に空中に広がり、家族に呼吸器疾患や皮膚疾患の危険をもたらす。
  • 将来的に暑い天候が続くと、劣化は更に進み、かびの成長が早まる。

3) いったん補償金を受け取ると、補償金の支払記録が保険会社に残ることになる。したがって、住宅所有者は同住宅を売却するにあたっての将来的な問題を避けるために、補償金を使って住宅の修理を行ったという証拠を確保すべきである。

4) 浸水した部分についてすぐに対策を取らず、何もせずに現場を放っておいた場合、たとえ追加的な損害が明らかになったとしても、保険会社は、保険契約者の「さらなる損害による損失を救済する義務」という義務条項の不履行を理由として、何ら追加補償を検討しない可能性がある。この義務は、住宅所有者保険や商業保険の大半に記載されている。

5) 最後に、支払われた1万6,000ドルについては次のことがあげられる。

本PAの現場経験によると、補償額は損害を修理するのに十分ではなかった。浸水事案の場合、現場の内部を見ると、損害が最終的には外側の目視調査で示されたものの2、3倍深刻なものとなる可能性がある。したがって、内部の詳細な調査を行っていれば、補償額は5万ドルまで、または既に保険会社によって支払われた補償額の2、3倍まで達していたかもしれない。

 

惜しむらくは、住宅所有者がPAの援助を求めたにもかかわらず、「さらなる損害による損失を救済する義務」という義務的措置の履行を保険契約者が怠ったという問題のために、PAには何もできることがないということである。言い換えれば、本件は既に保険会社によって解決済みとなっている可能性が高い。

読者の皆さんには、保険会社の損害査定システムを軽く考えないようにして頂きたい。保険会社の損害査定部門は、注意に欠ける素人が管理する不完全なシステムを使って保険加入者の請求を処理しているわけではない。

さらに、PAは保険会社のために働いているわけではないことも覚えていて欲しい。むしろ、PAは財産保険の損害査定における専門家として皆さんの味方である。

 

 

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